ニュージーランドでは花火禁止?…特別な数日を除いて。

ニュージーランド

まず驚くのが、NZは花火が法律で禁止されている国だということ!ここでいう花火は打ち上げ花火だけではなく、家庭用の小さな花火も含めます。そんなことある!?と驚くかもしれませんが、本当なんです。

そんなニュージーランドならではの文化を紹介します。

ニュージーランドは花火が禁止?

法律の下で禁止

厳密には、ある記念日前後の数日を除いて花火を販売してはならない、と法律で決められているんです。そのため、1年のうち数日だけ販売されます。もちろん海外から花火を持ち込むことはできないですし、日持ちするものでもないので、必然的に販売される時期くらいしか花火の打ち上げができない、ということになります。

禁止される理由

ニュージーランドは酪農大国。羊や牛たちが眠っている夜に、突然する大きな音と光は動物たちにとって恐怖です。そのため、動物たちの安全や健康を守るため、基本的には花火が禁止されているのです。動物愛護の取り組みがとても強いニュージーランドならではの取り組みと言えます。

花火の販売が許される日

花火の販売が許される数日間は、いたるところで花火の販売が行われています。また夜になると、連夜大きな花火音が絶え間なく鳴り響いています。

Guy Fawkes Day (ガイ・フォークス・デイ)

2023年11月5日は「Guy Fawkes Day (ガイ・フォークス・デイ)」といって、休日ではありませんが、イギリスから伝わる伝統行事の日です。

由来となった事件は中世のイギリスで起きました。ガイフォークスという男が仲間と共謀して、国会議事堂を爆破しようとして未遂に終わった事件がありました。事態を重く見た当時の国王が、それから毎年その事件の日に戒めのために行事を行うようになりました。それが時代を経て、花火を打ち上げるイベントになったといわれています。

※ウィキペディア参照https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88

どうしてイギリスだったかというと、ニュージーランドはその昔、イギリスの植民地であったからです。そのため、ニュージーランドとオーストラリアの国旗がかなり似ていることもそれに由来しています。国旗の由来について、もっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事をお読みください。

花火販売解禁日はだいたい11月上旬の数日間

毎年、花火の販売が許されるのは、ガイ・フォークス・デイを含む3、4日だけ。花火は18歳以上の大人でないと買うことができません。花火の使用も子どもだけではできません。

サマータイムは9月末から始まり、夏の始まりを期待させてくれます。11月上旬にもなればかなり日ものびていて、暗くなるのも遅くなります。午後8時はまだまだ明るく、午後9時ころになるとようやく暗くなってきたなと感じます。その時間帯からの花火になるので、子どもたちの夏の遊びとしては少し遅めの時間になりますね。



日本とは全く違う文化に、カルチャーショックを受けました。ニュージーランドでは、動物たちをとても大切にして生活しています。またアイランド人の多い特性から、穏やかで優しい人がとても多い印象です。ニュージーランドの許された数日の中で、ぜひ花火を楽しんでください。

最後までお読みいただきありがとうございます

またね~~~fuwari

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