初めてのシェアハウス、どうやって探したらいいんだろう。
そんなふうに悩んでいませんか?
これを読めば、海外でのシェアハウスの探し方や部屋探しに必要なウェブサイト情報まで、すべてを網羅することができます。
部屋の探し方
部屋探しの流れは基本的に日本と同じです。
いくつかのサイトを見て気になる部屋があれば、問い合わせを行います。基本的にはメールでのやり取りになるので、英語が不安な方でも大丈夫です。その後、内見を行い、気に入れば契約、引っ越しとなります。
予算設定
シェアハウス(個室)の家賃相場は、現地通貨で150~250ドル/週、650ドル~950ドル/月ほどと考えていいでしょう。シェアルームは、上記料金の70~80%ほどの料金で部屋を借りることができます。
シェアハウスは基本的にキッチンやバスルームなどを共同で使いますが、オウンルームといって自分専用のキッチンやバスルームつきの物件を選ぶこともでき、料金は900ドル~1200ドル/月ほどになります。
極端に料金が安い場合は、ヘイスティングストリートといって危険な地域や、チャイナタウンのような治安の悪い地域の可能性もあるので、必ず確認するようにしてください。
場所選び
場所選びは、部屋を探すうえでとても重要なポイントです。日本と同じように駅やバス停の近く、シティから近い場所は料金が高めになります。郊外に住む場合は家賃を抑えることができますが、電車やバスなどの利用により交通費と移動時間がかかります。朝や夜はバスの本数が減ることも頭に入れておきましょう。
語学学校へ通う場合は学校の近く、飲食店でのアルバイトを考えている方は飲食店の多い場所、郊外でもバス停の近くなど、自分の生活に合わせて選びましょう。
またどの国にも危険な地域があるので事前に危険なエリアを調べ、内見に行くのも避けるようにしましょう。
webサイトで部屋探し
ウェブサイトをフル活用し、気になる部屋を探します。写真つきで家賃や光熱費、入居可能日について説明されているものが多いです。
ウェブサイトには、日本人向けのサイトと現地に住む外国人の方も利用するサイトの2種類があります。どちらのサイトにもメリットデメリットがあります。詳しくは後ほど紹介する「各部屋探しサイトのメリット・デメリット」を読んでみてください!
個人的には、日本人向けサイトはすべて日本語で書かれているので、わかりやすいです。日本人向けサイトで気になる部屋が見つからない場合は、Facebookなどを見てみるといいと思います。
問い合わせ
気になる部屋が見つかったら、ハウスオーナーに部屋の空き状況及び内見についての問い合わせを行います。募集がかかったと同時にたくさんの方からの問い合わせが集まるので、気になる部屋あればとりあえず連絡をしておくのが無難です。
お問い合わせフォームを利用すると簡単に問い合わせることができます。ハウスオーナーとのやり取りは基本的にメールになるため、まだ英語で話すことが不安という方でも安心してください。
内見
内見時のチェックポイント
内見の際に、確認してほしいポイントがいくつかあります。治安、共同スペースの清潔感、オーナーの雰囲気です。
シェアハウス周辺の芝の手入れ具合や車のとめ方、歩いている人を見て治安を確認します。芝生が伸び放題になっていたり、芝生の上に車をとめていたりする地域は治安が良くないのでお勧めできません。
共同スペースの清潔感を確認することもとても重要です。共同スペースの使い方によって、ルームメイトのキャラクターやオーナーによってきちんと管理されている物件かどうかがわかります。掃除が行き届いていなかったり食べ物が腐っていたりする家は要注意です。
最後に、オーナーと少し話してみて、オーナーの人柄や自分との相性を知っておくと最後にフラット選びで迷ったときの決め手になります。トラブルが起きた時でもきちんと対応してくれそうか、書面上の契約書はあるかなどを確認しておくといいでしょう。
内見は英語で「House Viewing」
内見のことを英語で「House Viewing」といいます。「I’m here for house viewing.」といえば、内見のためにここへ来たという意味になるので、覚えておくといいでしょう。
その他
気になることが一つでもあれば内見時に必ず直接オーナーに確認するようにしましょう。お互い誤解のないようにしておくことがポイントです。
契約前に必ず確認すること
敷金(保証金)の確認
海外では日本のような保証人制度はありませんが、シェアハウスを契約する際に、敷金が必要になります。海外では敷金のことを「デポジット」「ボンド」と呼びます。これは保証金として扱われ、退去時に破損等の問題が何もなければそのまま返却されます。
「ボンド」は家賃の約2週間分のところが多いです。ボンド関連はトラブルにつながりやすいので、ボンドの支払いはいつか、また額はいくらか、必ず契約前に確認しておきましょう。
1週間分のレントはいくらか
家賃(レント)について、入居前にオーナーに直接確認しましょう。たまにウェブサイト上の情報と違うこともあるので、注意が必要です。
レント以外に必要な費用はあるか
基本的には、水道代、光熱費、インターネット代(Wi-Fi)はレントの中に含まれています。しかし家賃とは別に光熱費等が必要な家や、冬のみ電気代を別途徴収という家もあります。またトイレットペーパーや洗剤などの消耗品をオーナーが負担してくれる家もあります。自分たちで用意しなければならない場合もあるので、確認しておきましょう。
退去する時のこと(2週間前ノーティス)
2週間前Notice(ノティス)といって、退去したい日の2週間前に退去する旨を伝えるという制度があります。フラットによっては、1週間前や3週間前というところもありトラブルにつながりやすいので、確認しておきましょう。
部屋の契約
契約前の最終確認
複数の内見が終わり、自分の住みたい家が決まったら、ハウスオーナーに連絡をし、契約を行います。書面上の契約を結ぶ前に、家賃(レント)や敷金(ボンド)の最終確認を行いましょう。
また、内見時に聞けなかったことや家に帰ってから気になったことなど、最終確認をします。必ず誤解のないように共通理解を図りましょう。
書面に直筆サイン+敷金(保証金)の支払い
最終確認が終わったら、書面にサインを行います。このときボンドの支払いを行うところが多いです。ボンドとしていくら支払ったか、忘れないように書面上に書いておくことをおすすめします。いつ支払ったか、いくらであったかなど、ボンド関連はトラブルにつながりやすいので注意が必要です。
部屋探しのためのウェブサイト
日本人向けサイト
部屋探しサイトは各国様々です。またどこの国にも日本人コミュニティサイトがあり、日本人用のサイトを利用すると簡単です。各国の日本人向けサイトは下記のとおりです。
ニュージーランドでは「ニュージーだいすき」
オーストラリアでは「日豪プレス」
カナダでは「JPcanada」
イギリスでは「MixB」
オランダでは「オランダ掲示板」
このように各国に日本人向けシェアハウスサイトが存在します。
総合サイト
現地の方も利用する総合サイトとしては、Facebookが有名です。その他に各国特有のウェブサイトが存在します。現地サイトを利用したい場合は、「自分の行きたい国名 シェアハウス ウェブサイト」と検索をすると、見つけることができます。
私はバンクーバー、ニュージーランドで4回の引越しを経験し、すべて日本人向けサイトで部屋を見つけました。
各部屋探しサイトのメリット・デメリット
日本人向けサイト
日本人向けのサイトを利用するメリットは、基本的に日本人が投稿しているので連絡が返ってきやすく、安心できる点です。もちろん、日本人が管理しているから完全に安全ということはありません。
オーナーやルームメイトがどんな方なのか、部屋や家のまわりの状況はどうか、家賃の中に光熱費などの費用は含まれているかなど、直接会って自分で確かめなければいけません。
デメリットは日本人コミュニティの中だけでの貸し借りになるので、部屋数に限りがあるということです。また大まかな都市を選択することはできますが、○○という地域というように詳細に検索をかけることはできません。
総合サイト
総合サイトを利用するメリットは、そのコミュニティの大きさです。留学生や地元の人たちもこのサイトを利用するので、入れ替わりが激しく、毎日多くの部屋が新しく内見可能になります。
デメリットは、連絡が返ってきにくいということ。多くの人が申し込むため管理者が忙しく、問い合わせを行っても連絡がなかったり、途中で途絶えてしまったりすることがあることです。
また日本人の価値観と海外の方の価値観はちがうので、契約前にお金のことや退出時のことなど、きちんと確認しておく必要があります。もちろん全て、英語でのやり取りになります。
部屋探しのヒント
たくさん応募する
シェアハウス探しでは連絡が返ってこなかったり、途中で途絶えてしまったりすることがありますが、根気強く応募しましょう。また複数の内見を行い比較対象をつくるためにも、候補を数か所見つけておくのが無難です。
必ず内見に行く(3か所以上推奨)
フラットを探すときは、必ず内見に行くようにしましょう。事前に写真を確認していても、内見に行ってみたら写真と全然違うということも少なくありません。
また初めて内見へ行ったときは、この部屋でいいのか、妥当な金額なのか、判断に迷うことがあると思います。海外での部屋探しの経験がなければよくあることですし、実際に私もそうでした。
その場で答えを出すことを求められることもあり、自分がこの家に住みたいと思えば1か所めで決めるのもいいですが、基本的には3か所以上内見に行ったうえでよかった部屋を選ぶことをおすすめします。
シェアハウスについてもっと詳しく知りたい方
ニュージーランドでは、シェアハウスのことを「フラット」とよびますが、バンクーバーに留学をしていた際は「シェアハウス」と呼んでいて、地域によって呼び方が変わります。シェアハウスとフラットは全く同じと考えてください。
さらに詳しくシェアハウスのメリット・デメリット、よくあるトラブルなどについて知りたい方は、下記の記事をお読みいただければと思います。シェアハウスに住む前に知っておきたい情報の詰まった記事なので、ぜひ読んでみてください。
≪シェアハウスとは?よくあるトラブルや実際に暮らしてみた感想を紹介≫シェアハウスとは?よくあるトラブルや暮らしてみた感想を紹介シェアハウスとは何か、よくあるトラブル、実際に住んでみた感想などシェアハウス利用前に知っておきたいことを解説します。
まとめ
共同生活になるので、実際に入居してみないと選んだフラットが暮らしやすいか、フラットメイトとの相性がいいかなどはわかりません。合わないなと思ったら2週間で次に移れると思えば、そんなに気負う必要はありません。
また解説してきたことを行えばフラット選びに失敗ということもないので、安心してください(*^^)
引っ越し当日は荷物が多くなります。1人で運ぶのが不安という方は、ウーバードライバーやタクシーを利用するといいでしょう。ウーバーの方が安く、荷物の量に合わせて車種を選べるのでおすすめです。予約をすることもできます。
今回はフラットの探し方について解説しました。さらに詳しく、部屋探しのコツや内見時に確認するポイントを知りたいという方は、以下の記事もあわせてお読みください!
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