ワークアウェイでの生活って実際どんな感じなんだろう。
ニュージーランドでworkarwayを利用するとどんなことができるの?
無料で泊まれて食事つきなんて、不安になる出来事はなかったのかな。
そのように気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私はニュージーランドにワーホリビザを使って滞在し、ワークアウェイを利用して現地の暮らしを体験してきました。ニュージーランド生活の中でも特に忘れられないとても大切な思い出になった体験を、皆さんにシェアしていきたいと思います。
☑本記事の内容
・ワークアウェイで体験できるリアルな暮らし
・ニュージーランドのworkarwayでできること
・不安になる出来事について
★無料クーポンあり
ワークアウェイ(workarway)ってなに?
ワークアウェイ(Workaway)は、家の掃除や庭の手入れ、エコ活動などの手伝いをするかわりに、食事や住まいを提供してくれるホスト(受け入れ先)とつながれるポータルサイトです。利用には会員登録が必要です。年会費は下記のとおりです。
個人会員:約6,500円/年
カップル・友人などのペア会員:約9,000円/年
【公式ホームページ】ワークアウェイ(workaway)
ワークアウェイで体験できるリアルな暮らし
ネルソン(Nelson)でのワークアウェイ
家族紹介
私がお世話になったのは、南島の北側に位置するネルソンという地域に住む夫婦の家庭です。2人は、犬のファーンと猫2匹、アヒル2匹、鶏11匹と暮らしています。
街までは車で1時間かかるので、肉や魚、バターなどは全部買いだめて冷凍しておきます。トマトソース、ジャム、ケーキ、卵、パン、フルーツ、マヨネーズ、野菜はほとんどすべて自家製で、自給自足に近い生活をしていました。
1日のルーティン
8:30 起床(家の人は9時半頃起床)
9:00 コーヒー&散歩
9:30 朝ごはん
10:30 家の手伝い
12:30 ランチづくり
13:00 ランチ
14:00 家の手伝い
15:30 休憩
16:00 作業再開
17:00 フリータイム、シャワー
20:00 ディナー
21:00 フリータイム
22:00 就寝
ワークアウェイ生活〈1日目〉
1日目は午後あ6時頃に家に着いたので、夕飯をいただいただけでした。その日の夕飯は、家で採れたオレンジクマラとレッドクマラ(どちらもさつまいも)、じゃがいも、かぼちゃを揚げ焼きにしたものとローストチキンを作ってくれました。チキンの中の詰め物もすごくおいしくて、揚げ野菜は今まで食べたことがないくらい甘くておいしかったです。
ワークアウェイ生活〈2日目〉
訪れた4月中旬は秋なので朝はかなりゆっくりスタート。午前9時半頃起床し、11時くらいからゆっくり活動を始めました。待ちきれず外をうろうろしていると2人がきて、アヒルと鶏に餌をあげて鶏の卵をとることから1日を始めると教えてくれました。
電力はソーラーでまかなっているため、レンジとトースターを使うとブレーカーが落ちてしまいます。2人は電力消費のため、冷蔵庫の電源も毎晩おとしていました。
朝と昼ごはんは、家にあるものを使って自由に食べていいということなので、とれたて卵のポーチドエッグと自家製パン、5年前に作ったという自家製トマトソースをいただきました。お世辞ではなく、今まで食べたトマトソースの中で一番美味しかったです!
朝ご飯を食べて少し休憩したら、家のお手伝いが始まりました。その日の手伝いはジャガイモ掘りと畑の整備でした。一生懸命ジャガイモを掘って、きれいにして、草取りをして汗を流しました。
お昼ご飯はパンとハム、手作りマヨ、トマト、パプリカ、セロリとパセリも少しのせてサンドイッチを作りました。セロリは大嫌いだけど、不思議と苦味を全く感じず、初めて食べることができました。パプリカは果物みたいにみずみずしく、甘くてえぐみはどこにもありませんでした。
夜ご飯はフィッシュ&チップスとサラダを作ってくれました。フィッシュに使用した魚はタイとサメで、ニュージーランドのフィッシュ&チップスはよくサメが使われます。タイの方が淡白でサメの方が弾力があります。サメは臭みも少し感じました。
ワークアウェイ生活〈3日目〉
2人は杉農家を営んでいたので、家の周りの広大な敷地全てが彼らの土地でした。トラクターに私を乗せて、フィールド上を駆け回ってくれたのは忘れられない思い出です。
オフシーズンに近づいていることもあって、ほとんどお手伝いすることがなかったので、庭の草の整理をしました。気楽にしてて~といつも声をかけてくれるので、庭になるりんごを食べたり、ソルタナケーキを食べたり、トレイルランをしてみたりと気ままな生活を楽しみました。
ワークアウェイ生活〈4日目〉
「これから南島を旅するんだ」という話をすると、南島の観光ポイントを教えてくれました。物価が高いからと、最終日にはこれでもかというほどのお土産も用意してくれました。
お昼ごはん用のサンドイッチ、肉、コールスロー、野菜、ハム、チーズ、りんご、お気に入りの手作りトマトソース、ソルタナケーキ、モイモイ、ソーセージ、炊き立てのご飯、今朝採れたばかりの卵などなど。
お母さんが焼いてくれたソルタナケーキ(海外でよくあるクリスマスシーズンのケーキ)を私が美味しいといって食べてたので、これからの旅のお供にと大きなケーキを焼いてくれました。数十年物の自家製レシピも教えてもらいました。感謝しても感謝しきれません。
ワークアウェイ生活〈その他編〉
大変なのはシャワーとトイレで、水は山から流れてくるものを使うので、お湯に変換するの時間がかかります。髪の毛を洗うのはすごく大変でした。トイレは一回使うと水がなくなるので、自分でタンクに池の水を補給しなければなりません。トイレは外にあるので、夜トイレを使うときは寒くて真っ暗…!
大きめの町から車で車で1時間ほど離れただけですが、山の中の一軒家なので、周りに明かりは一切なく、毎晩満点の天の川を見ることができます。池の隣に置かれた椅子に寝転がり布団にくるまりながら天の川を見る時間が幸せでした。
クライストチャーチ(Christchurch)でのワークアウェイ
家族紹介
テカポ湖まで車で1時間半、クライストチャーチ市街地まで車で1時間のところにあるこちらの家は、ニュージーランド夫婦と1歳の女の子、犬3匹、猫、鶏、牛、そして数先頭の羊と暮らしていました。羊農家のこちらの家もまた敷地が広く、羊の世話や羊の餌となる野菜や藁の育成など、年間を通して様々な作業が必要になるそうです。
1日のルーティン
8:00 起床(家の人は7時頃起床)
9:00 コーヒー
9:30 朝ごはん
10:30 家の手伝い
12:30 ランチづくり
13:00 ランチ
14:00 家の手伝い
15:30 休憩
16:00 作業再開
17:00 フリータイム、シャワー
19:00 ディナー
20:00 フリータイム
22:00 就寝
ワークアウェイ生活〈1日目〉
初日はダニーデンからクライストチャーチまで車で移動してきたこともあり、とても疲れていました。家のお手伝いは特になく、ルームツアーと自己紹介、夕食を一緒にいただきました。
ハンバーグは外のバーベキューグリルで一枚ずつ焼いてくれるので、とてもおいしかったです。プライベートルームもとても素敵なお部屋でした。
ワークアウェイ生活〈2日目〉
朝ごはんを食べたら、生ごみをもって鶏と牛のいる庭にむかいます。生ごみを鶏と牛にあげて、卵を回収したら家に戻ります。初めての仕事は家の窓ふきとじゃがいも掘りでした。午前中に2時間ほど働いて、お昼休憩をとってから食後の運動を兼ねて作業に戻りました。
ワークアウェイ生活〈3~5日目〉
3日目以降は、庭の枯葉を掃いたりクルミを拾ったり、子どもの相手をしたりしていました。メインのお手伝いは、リノベーション中の家の清掃や塗装です。ペンキ塗りは初めての体験でしたが、集中力がいる作業で大変でした。それでもゆっくりと楽しみながら仕事ができるのがワークアウェイの醍醐味です。
4日目の夜は、「ニュージーランドの伝統的な食事を振舞いたい」と、写真のディナーを用意してくれました。ワークアウェイをしなければ体験することのできない貴重な体験の一つです。そのお礼に、最後の日の夜は日本のカレーを振舞いました。子どもにカレーをあげるのは初めてだったそうですが、おいしそうに食べてくれたので夫婦も幸せそうで何よりです。
ワークアウェイ生活〈その他編〉
こちらの家には1週間滞在し、1日お休みをもらったのでテカポ湖へ日帰り旅行へ行きました。サーモンの養殖場で釣り体験をしたり、羊飼いの教会を見たり、テカポ湖で星空を眺めたり。”リアル版プラネタリウム”という感じで、見渡す限りの絶景星空でした。天の川も見ることができました。
ニュージーランドでworkarwayを利用するとどんなことができるの?
ファーム体験
ニュージーランドの魅力といえば、やはり農業や酪農です。羊を飼っている農家にお邪魔したり、農業を営んでいる家で農作業を手伝ったりすることができます。ファームジョブに興味がある方は、この機会に農家の家にお邪魔して話を聞いてみるのも面白いです。
田舎暮らし
特に南島は家と家の感覚が遠く、ポツンと一軒家のような家が多く存在します。都市部から離れたところでワークアウェイを利用しているホストも多くいるので、田舎暮らしを体験してみたい方は絶好のチャンスです。山から流れる水をそのまま飲んだり、庭で採れる野菜や卵を使って食事を用意したりすることができます。
クイーンズタウンの観光
クイーンズタウンはニュージーランドの中でも特に物価が高いことで有名ですが、ワークアウェイを利用すれば宿泊費と食費を浮かせることができます。また長期で滞在すれば近隣観光やスキー、スノボーに挑戦することもできます。活用しない手はないですね!
無料クーポンあり
ワークアウェイは、友だちに紹介をしてもらって利用を始めると、1ヶ月無料で使えるクーポンを獲得することができます。興味のある方はぜひご利用ください。
【お友達紹介用リンク】
ワークアウェイを紹介リンクから利用する場合は、こちらからご登録ください。※他のリンクからとんで利用を開始した場合はクーポンを獲得することができないのでご注意ください。
不安になる出来事について
ワークアウェイでは聞いたことがありませんが、同じようなボランティアリングサイトを利用した人の失敗談は耳にすることがあります。ホスト側も利用者側も、実際に会ってみるまではお互いのことがわからないので不安が残りますね。
私はこれまでのワークアウェイの中で不安になるような出来事は起こりませんでしたが、リスクマネジメントはきちんと行うようにしています。必ずプロフィールと評価を確認し、今までの利用者の感想を読むようにしています。また「ホストレート〇%」というところも参考にしています。100%が理想ですが、80%くらいの場合は過去にどんなことがあったのか時間をかけて読むようにしています。
この記事が、ワークアウェイを利用するか考えている方のためになれば幸いです。素敵な旅になることを心から祈っています。最後までお読みいただきありがとうございました。
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