ニュージーランドは海の幸の宝庫！ムール貝を紹介

ニュージーランドには、サーモンやムール貝、カキなど特産の海鮮物がたくさんあります。日本同様、島国のメリットですね。

今回は、ニュージーランド特産のムール貝”グリーン・リップド・ムール貝”の特徴、購入方法、手軽に楽しめるレシピを紹介します。

グリーン・リップド・マッスルって？

”グリーン・リップド・マッスル”は、ニュージーランド特産のムール貝です。海に行くと、まれにムール貝が干潟の間の砂浜から顔を出しているのを見かけます。

ムール貝は、貝から出ている触覚のようなもので呼吸をしており、触角をとると死んでしまいます。調理する直前まで触角はとらないようにし、新鮮な状態で食べられるようにするといいでしょう。

ムール貝が死んでしまうと粒はなく、泥のようなものが出てきます。十分に火を通しても貝が開かない場合は、ムール貝がすでに死んでしまっている可能性が高いので注意してください。

ニュージーランド特有のこのムール貝には、いくつかの特徴があるので紹介します。

”グリーンリップド・マッスル”は、その名前の通り緑色の唇（殻の端部）を持っています。この緑色は他のムール貝種では見られません。

”グリーンリップド・マッスル”は、一般的なムール貝に比べ、粒の大きさが一回りほど大きいのが特徴です。貝の中に大きなムール貝が入っており、食べ応えがあります。粒が大きい分、味が濃く、だしもたっぷり出ます。

”グリーンリップド・マッスル”は、豊富な旨味と独特の風味を持っています。旨味がいっぱいつまっているため、シーフード料理やスープ、パスタなど様々な調理法で人気があります。特にスープにすると、これでもかというくらいたっぷりのだしがでるのでおすすめです。

大きさや味だけではなく、なんと大きな健康効果まで期待できちゃう優れものなんです。

”グリーンリップド・マッスル”には体にいいとされるオメガ-3脂肪酸が豊富に含まれています。その他にも私たちの健康に必要不可欠なビタミン、ミネラルも豊富に含まれており、健康に良い食材として知られています。

私たちの体の健康を維持するためになくてはならないオメガ脂肪酸。その効果は絶大で、具体的には体の炎症を抑え、悪玉コレステロールを減らす効果があります。これにより動脈硬化や脳卒中の予防も期待できます。

こんなに興味深い特徴とメリットを持つムール貝ですが、スーパーに行くとかなり手ごろな価格で購入することができます。これはニュージーランドの特産物だからこそ。買わない手はありません！

１キロあたり４～５ドルほど（2024年現在）で購入することができるので、大きめのビニール袋にたくさん詰めても３ドルくらいです。

ニュージーランド国内にあるスーパーマーケットや一部アジアンスーパーでも購入することができます。地元の小さめのコンビニにはおいていないので、注意が必要です。

グリーン・リップド・ムール貝は、魚介売り場の隣に、写真のような状態で置かれています。自分で好きな量を袋に詰めて購入することができます。

購入の仕方は、一緒に置いてあるスコップで”グリーン・リップド・マッスル”をすくい、自分の欲しい分をビニール袋に入れます。袋から臭いや水が漏れないように、袋を二重にするといいです。袋を閉じて、レジへ持っていけば購入することができます。

魅力いっぱいの特産ムール貝を簡単に楽しめるレシピを紹介します。用意するのはグリーン・リップド・マッスル、酒または白ワイン、オリーブオイル、にんにくだけです。

サラダ油ではなくオリーブオイルを使うのがポイントです。作り方は次の通りです。

（下処理）たわしなどで、貝についている汚れやひげを取り除いておきます。

①フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを中火で炒めます。

②にんにくのいい香りがしてきたら、ムール貝をフライパンに並べます。

③酒または白ワインをフライパンに３周まわし入れます。

④ふたをして、すべての貝が開いたら完成です。

※十分な加熱が必要です。十分に火を通しても開かない貝がある場合は、貝がすでに死んでしまっている可能性が高いので、取り除いてください。

油もニンニクもないよという人は、①②の工程を省いちゃってください！白ワインで蒸すだけでもムール貝からたっぷりのだしが出て、とってもおいしいです。醤油をかけて食べるのがおすすめです。

酒蒸しを食べ終わった後は、フライパンにだしたっぷりのスープが残ります。締めくくりとして雑炊にしたり、だし汁を使ってクラムチャウダーを作ったりするのがおすすめです。塩気が強いので、味を調整しながら作ってみてください！

最後までお読みいただきありがとうございました。とてもおすすめなニュージーランド特産のグリーン・リップド・マッスル、ニュージーランドへきたらぜひ食べてみてください！